TOP講演会>2009/1/10


現代アジア研究センター公開講演会(同志社大学政策学部共催)

「NGOと国際協力」

2009年1月10日(土) 13:15~14:45
同志社大学新町キャンパス 臨光館201教室
入場無料・事前申込不要

<講師>
秦 辰也 氏 (近畿大学教授、シャンティ国際ボランティア会(SVA)理事)

<司会>
阿部茂行教授 (同志社大学政策学部教授・現代アジア研究センター長)





日本を代表するNGOであるシャンティ国際ボランティア会(SVA)で永年献身的な活動を続けて来られた秦近畿大学教授に、 「NGOと国際協力」という演題で、2009年1月10日(土)新町キャンパス臨光館201教室において、熱っぽく語っていただいた。

秦教授はSVAの活動でバンコクに赴任され、プラティープさん(NGO活動でマグサイサイ賞を受賞、プラティープ財団を設立、現タイ上院議員)と 結婚、以来お二人で、難民、少数民族、都市スラム問題などに取り組まれてきた。


SVAは現在タイ、ラオス、カンボジア、アフガニスタンに 事務所をおき、子どもの教育、文化の 支援活動に取り組んでいる。災害救援、復興支援活動も行っているが、その中心の活動は子供に絵本と親しんでもらうことにある。 図書館を作り、絵本を現地語に翻訳、新しい絵本の制作・印刷・配布活動が重要だ。NGO活動の実際の生々しい姿を多くの写真を通じて 説明された。NGO活動は悲喜こもごも、その達成感、困難等を赤裸々に語られた。アフガニスタンで実際に使われた絵本を回覧され、 その素朴さ、手垢のよごれなどに学生たちは、興味津々といった体であった。


秦教授はこうした経験談だけではなく、日本のNGOの現状を多くの統計資料を示して説明され、まだ日本にはやれることが多くあることを力説し、 最後に、「もしあなたが将来NGOに関わるとしたら、最も必要なことはなんだと思いますか?」と問われた。

質疑応答では、「なぜNGOの対象が子供なのだ?」とか「なぜ絵本なのか?」といったNGO活動の根本を問う質問が投げかけられ、真摯で有意義な 意見交換ができた。





【講師プロフィール】
福岡県生まれ。米国の大学を卒業後、会社員を経て84年から(社)シャンティ国際ボランティア会(SVA)に参加し、バンコクに赴任。 難民、少数民族、都市スラム問題などに取り組む。バンコク事務所長、アジア地域事務所長、事務局長、専務理事を経て、2008年4月より 近畿大学文芸学部英語多文化コミュニケーション学科教授。アジア工科大学大学院人間居住開発学科修士、東京大学大学院都市工学専攻 博士課程修了。 国際協力NGOセンター理事。
著書に、「バンコクの熱い季節」(岩波同時代ライブラリー)、「体験するアジア」(明石書店)、「ボランティアの考え方」(岩波ジュニア新書)等。

================================
◇シャンティ国際ボランティア会(SVA)とは?
「シャンティ」はサンスクリット語で平和と寂静を意味します。1981年、タイのカンボジア難民キャンプで活動をスタートし、現在はタイ、ラオス、 カンボジア、アフガニスタンに事務所をおき、子どもの教育、文化の支援活動に取り組んでいるNGOです。国内外の災害救援、復興支援活動も 行っています。1999年に社団法人となり、特定公益増進法人として外務省より認可されています。
SVAホームページ
================================


講演資料(pdfデータ)
開催ポスター

▲ページトップに戻る